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プロポーズ体験売り出します
第1章 ハッピーサプライズ
一瞬会話が止まる。次の質問を考えているのか。
すると唐突に総務部長と紹介された中野まり恵が声をあげた。
「私の考える新事業にピッタリの雰囲気だわ、あなた」
彼女の言葉に梶原社長と企画の京香ちゃんが頭をかしげる。
その様子を見てきっとこの二人は初めて聞く言葉なんじゃないかと
俺は推察した。ひっかかるのは、「新事業」。
「新事業?新事業ってなによ、私今初めて聞くけど、社長ご存じだったんですか?」
「いや僕も今聞いた・・・まり恵・・いえ中野さん、新事業って、いったい何?」
総務部長をまり恵と名前で呼んだ瞬間の顔を、俺は見逃さなかった。
あの表情・・・多分あの二人、できてる・・・
中野まり恵は勝ち誇ったようなニヤケた頬で笑みを作った。
「実は新しい事業部を作りたいと思って考えていたんです」
「え?どんな事業部?なにやりたいの?」
梶原社長は、興味に瞳の色を変える一方で、不安に身をこわばらせている。
その様子がおかしいのか、中野総務部長が再びニヤリと笑った。
「プロポーズの疑似体験。本当のプロポーズに縁のない女性にその喜びを
味合わせてあげたい、新しい商売をやりたいんです」
すると唐突に総務部長と紹介された中野まり恵が声をあげた。
「私の考える新事業にピッタリの雰囲気だわ、あなた」
彼女の言葉に梶原社長と企画の京香ちゃんが頭をかしげる。
その様子を見てきっとこの二人は初めて聞く言葉なんじゃないかと
俺は推察した。ひっかかるのは、「新事業」。
「新事業?新事業ってなによ、私今初めて聞くけど、社長ご存じだったんですか?」
「いや僕も今聞いた・・・まり恵・・いえ中野さん、新事業って、いったい何?」
総務部長をまり恵と名前で呼んだ瞬間の顔を、俺は見逃さなかった。
あの表情・・・多分あの二人、できてる・・・
中野まり恵は勝ち誇ったようなニヤケた頬で笑みを作った。
「実は新しい事業部を作りたいと思って考えていたんです」
「え?どんな事業部?なにやりたいの?」
梶原社長は、興味に瞳の色を変える一方で、不安に身をこわばらせている。
その様子がおかしいのか、中野総務部長が再びニヤリと笑った。
「プロポーズの疑似体験。本当のプロポーズに縁のない女性にその喜びを
味合わせてあげたい、新しい商売をやりたいんです」