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プロポーズ体験売り出します
第6章 いよいよ、3番目のお客様
あ?ちょっと待てよ。
俺がこの会社の面接に来た時から社長とまり恵ちゃんには
深い関係があると察してきたんだぜ?あの二人には何かあるって。
じゃあ、俺の勘ははずれだったのか?
いや二人は絶対デキてる。ということはまさか・・・
口を開けたままの俺の顔を見て水神さんは体をのけぞらせて笑った。
時折手を叩きながら、俺の口が閉じるまで笑い続けた。
「あの、冗談じゃなくてほんとなんですか?今ならまだ間に合うから
冗談だって言ってよ」
だけど水神さんは首を振った。
鋭さを感じさせる瞳でじっと俺の眼を見ながら本当なのと小さく頭を下げた。
「ごめんなさい」
「いや、俺に謝られても。そんな必要ないし」
誰に対してのごめんなさいなのかわからないけど、
とっさにそう言いたくなる気持ちもわからないでもない。
なんたって、世の中のいけないこと、なんだから。
俺がこの会社の面接に来た時から社長とまり恵ちゃんには
深い関係があると察してきたんだぜ?あの二人には何かあるって。
じゃあ、俺の勘ははずれだったのか?
いや二人は絶対デキてる。ということはまさか・・・
口を開けたままの俺の顔を見て水神さんは体をのけぞらせて笑った。
時折手を叩きながら、俺の口が閉じるまで笑い続けた。
「あの、冗談じゃなくてほんとなんですか?今ならまだ間に合うから
冗談だって言ってよ」
だけど水神さんは首を振った。
鋭さを感じさせる瞳でじっと俺の眼を見ながら本当なのと小さく頭を下げた。
「ごめんなさい」
「いや、俺に謝られても。そんな必要ないし」
誰に対してのごめんなさいなのかわからないけど、
とっさにそう言いたくなる気持ちもわからないでもない。
なんたって、世の中のいけないこと、なんだから。