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蝶々と甘い蜜。
第5章 嫉妬で狂ったセックス
「今日は……しないんですか?」


「気分が悪い君を抱きたいとは思わないよ。」


「……すみません。」


「謝ることはない。ここは君の部屋なんだから。いつでも来ていいんだ。」


それは、私とあなたの関係が終わってからもですか?って
聞きたかったけど急に眠気が襲ってきて瞼を開けているのがきつくなってきた。


「さぁ、眠って。起きたら気分がいいよ。」


「はい……」


そこから、私の記憶はない。
だけど、三島のあの冷たい大きな手が私の髪の毛を
あのゆっくりと静かな心臓の音が耳元から聞こえて
すごく気持ちがよくて――


ずっとこのまま眠っていたい。
ずっとこのまま――夢から覚めたくない、そう願っていた。
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