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蝶々と甘い蜜。
第6章 蝶が羽ばたくとき
「……よろしくお願いします。」
「やった……やったー!!」
「福田さん、付き合うわけじゃ……」
「分かってます!分かっているけど俺にチャンスが貰えるって思ってもみなかったから……ずっと、宮園さんのことが好きだったけど、片思いで終わると思っていたから嬉しくて。」
耳まで真っ赤にしながら照れている福田さんを見ていると
まるで自分が中学生ぐらいの時代に戻った感じがした。
不器用で、でもストレートに気持ちを伝えてくる
初々しい感じがくすぐったかった。
「あ、と、とりあえず、今日はもう帰りましょう。お家でゆっくり寝てください。」
「はい。」
タクシーを停めようと一生懸命手を挙げてくれるが
中々タクシーが停まってくれなかった。
無理もない、週末の今の時間はタクシーはつかまらない。
「ごめん、宮園さん、タクシーやめて…宮園さん!?」
空腹のせいなのか、脱水のなのか、あるいは貧血なのか
原因は分からないけど
目の前が真っ暗になって
福田さんの声も聞こえない。
カラダも動かない……怖い、怖いよ。
「やった……やったー!!」
「福田さん、付き合うわけじゃ……」
「分かってます!分かっているけど俺にチャンスが貰えるって思ってもみなかったから……ずっと、宮園さんのことが好きだったけど、片思いで終わると思っていたから嬉しくて。」
耳まで真っ赤にしながら照れている福田さんを見ていると
まるで自分が中学生ぐらいの時代に戻った感じがした。
不器用で、でもストレートに気持ちを伝えてくる
初々しい感じがくすぐったかった。
「あ、と、とりあえず、今日はもう帰りましょう。お家でゆっくり寝てください。」
「はい。」
タクシーを停めようと一生懸命手を挙げてくれるが
中々タクシーが停まってくれなかった。
無理もない、週末の今の時間はタクシーはつかまらない。
「ごめん、宮園さん、タクシーやめて…宮園さん!?」
空腹のせいなのか、脱水のなのか、あるいは貧血なのか
原因は分からないけど
目の前が真っ暗になって
福田さんの声も聞こえない。
カラダも動かない……怖い、怖いよ。