この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
蝶々と甘い蜜。
第7章 歯車が狂うとき
本当は聞きたいことたくさんあったけど、また明日仕事だということと、福田さんもぐったりと疲れていたので帰ることにした。


正直、私も今日のことをどう整理すればいいのか分からない。


私は……三島には幸せになってほしいと思っている。自分が身を引くことで三島が幸せになってくれるならそれでいい。だけど、今の状態で、三島は幸せになれるの?


三島と出会ってからの10年間しか知らないけど、その前は1人でずっと奥様のことを想っていたのかと思うと、切なくてたまらない。私と出会ってからだって、ずっと、思ってきたのに……。


「三島さん……」


家に帰ってメイクを落とそうと鏡を見ると、三島に塗ってもらったルージュが取れているみっともない唇が写っている。


人差指で唇を触ると、フラッシュバックで三島にルージュを塗ってもらった時のことを思い出した。ひんやりとした指、優しい眼差し、壊れものを扱うような丁寧な接し方…会いたい、三島に会いたい。


子宮がどんどん熱くなるのがわかる。
もう、三島の形になっている子宮が、三島を欲している。


メイクも直さず、財布も携帯も持たず、部屋の鍵だけを持って家を飛び出した。
/213ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ