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蝶々と甘い蜜。
第8章 【三島編】愛する人
「もう無理だってっ…もうっ……」
ただ脚に手をそっと触れるだけで彼女は甘い吐息を吐く。
全身が性感帯のようになっている彼女の身体は抱けば抱くほど反応がよくなって面白い。
男に抱かれるのが仕事をしているというのもあって、男の気持ちがいいポイントも分かっているし、気持ちよく抱かせてくれる。こんな女性が結婚相手だったら……。
「どうしてこの仕事をしている?」
「え……?」
「綺麗で若いのだから、他にも仕事があるだろう。」
「……お金がいるんですよ。」
「お金?」
「父の借金を……父は事業に失敗して…母もショックで二人とも家から出れないんです。それでも私は大学を卒業したいから夜でお金がたくさんもらえる仕事を探していたんです。」
「そうか……」
「泣いちゃうからやめてください。」
小さな肩や背中で頑張っていると思うと愛しくなり、守ってやりたいと思った瞬間でもあった。彼女の肩は俺の掌にすっぽりと収まるぐらい小さい。苦労を何もしてきていない俺の目の前で、自分よりも小さい身体で頑張っている彼女に同情したにすぎないのかもしれない。
だけど、愛とは何か、それを知らない自分にとっては、これが愛だと思ってしまったのだ。
ただ脚に手をそっと触れるだけで彼女は甘い吐息を吐く。
全身が性感帯のようになっている彼女の身体は抱けば抱くほど反応がよくなって面白い。
男に抱かれるのが仕事をしているというのもあって、男の気持ちがいいポイントも分かっているし、気持ちよく抱かせてくれる。こんな女性が結婚相手だったら……。
「どうしてこの仕事をしている?」
「え……?」
「綺麗で若いのだから、他にも仕事があるだろう。」
「……お金がいるんですよ。」
「お金?」
「父の借金を……父は事業に失敗して…母もショックで二人とも家から出れないんです。それでも私は大学を卒業したいから夜でお金がたくさんもらえる仕事を探していたんです。」
「そうか……」
「泣いちゃうからやめてください。」
小さな肩や背中で頑張っていると思うと愛しくなり、守ってやりたいと思った瞬間でもあった。彼女の肩は俺の掌にすっぽりと収まるぐらい小さい。苦労を何もしてきていない俺の目の前で、自分よりも小さい身体で頑張っている彼女に同情したにすぎないのかもしれない。
だけど、愛とは何か、それを知らない自分にとっては、これが愛だと思ってしまったのだ。