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蝶々と甘い蜜。
第8章 【三島編】愛する人
「私のこと、愛してくれる?今の私を……」


ワンピースの下は驚いたことに下着をつけていなく、一瞬で産まれたままの格好になった。


月日が流れすぎたから記憶違いなのか、年齢でこうなったからなのかわからないが、以前より胸は大きく膨らんでいるが少し垂れていて、ウェスト周りも柔らかそうな脂肪がある。


だけど、最後の覚えている記憶から、さほど変わらない。この体型を維持しているのは、すごいと正直思った。


「ずっと、私の名前を呼びながら、あの子を抱いていたんでしょう?」


その言葉に背筋が凍った。


結衣を抱いていたのは事実だし、お金を払っていたのも事実。だが、今更だが、そんな変な関係をしていた自分に気持ちが悪くなった。


「……君も今日は疲れただろう。また、明日ゆっくり話そう。」


ジャケットを肩にかけてあげて、部屋を早く飛び出たかった。
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