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蝶々と甘い蜜。
第8章 【三島編】愛する人
運転席に戻って、ハンドルにうなだれながらため息をついて
今日は出直そうと決めた瞬間
結衣が目の前を通った。
「結衣…!」
ドアを開けようとした瞬間結衣の隣を歩いていたのは
福田だった。
結衣は福田にもたれかかっていて
一人では歩けないようだった。
メイクもとけて、髪の毛もぼさぼさで…
それが自分のせいなのかは分からないが
もし、自分のせいで結衣がこうなっているなら……
車のドアを開けずに
2人がアパートに入っていくのをただただ見守ることしかできなかった。
結衣を今すぐ抱きしめたい気持ちと
今までの罪の重さが
交互に自分を襲ってきて
2人が部屋に入っていく姿をぼーっと見つめていた。
今日は出直そうと決めた瞬間
結衣が目の前を通った。
「結衣…!」
ドアを開けようとした瞬間結衣の隣を歩いていたのは
福田だった。
結衣は福田にもたれかかっていて
一人では歩けないようだった。
メイクもとけて、髪の毛もぼさぼさで…
それが自分のせいなのかは分からないが
もし、自分のせいで結衣がこうなっているなら……
車のドアを開けずに
2人がアパートに入っていくのをただただ見守ることしかできなかった。
結衣を今すぐ抱きしめたい気持ちと
今までの罪の重さが
交互に自分を襲ってきて
2人が部屋に入っていく姿をぼーっと見つめていた。