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蝶々と甘い蜜。
第10章 切ない想い
不安に押しつぶされそうになりながらテレビを観ていると携帯が鳴り響いた。着信は甲斐さんだった。
「もしもし!あの!三島さんは!?三島さんはどうなんですか!?今テレビで観てっ……」
「やはり心配されていましたか…三島は大丈夫です。頭を打って出血がありましたが、意識はあります。検査などがあるので入院はしますが……」
「よかったっ……よかった……」
「……病院に来ますか?」
「え…?」
「こんなことがあればあなたも三島に会いたいはずです。表はマスコミもいるので、裏口から入れるように手配しておきます。」
一目会いたい。
寝ている姿でいいから、生きている姿がみたい。
それだけでよかった。
「じゃあ……お願いします。」
「もしもし!あの!三島さんは!?三島さんはどうなんですか!?今テレビで観てっ……」
「やはり心配されていましたか…三島は大丈夫です。頭を打って出血がありましたが、意識はあります。検査などがあるので入院はしますが……」
「よかったっ……よかった……」
「……病院に来ますか?」
「え…?」
「こんなことがあればあなたも三島に会いたいはずです。表はマスコミもいるので、裏口から入れるように手配しておきます。」
一目会いたい。
寝ている姿でいいから、生きている姿がみたい。
それだけでよかった。
「じゃあ……お願いします。」