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蝶々と甘い蜜。
第10章 切ない想い
電話を切ると同時にインターホンが鳴った。
出ると福田が息を切らしている姿が見える。
「福田さん、私、今から三島さんのところへ行こうと思う。」
「やっぱり……心配だから?好きだから?」
「ニュース見て、死んだかもしれないって思った時、私、世界が止まったって思った。真っ暗で何も見えなくて……私の思いは叶うことができなくても、思いを伝えたい。奥様のことを考えると……申し訳ないんだけどっ……」
例え、どんな夫婦関係であったにせよ
世の中からすれば不倫だ。
2人は婚姻関係にあるのだから。
私が愛した人は結婚している人で
恋をしてはいけない人。
両想いになってはいけない人。
「宮園さん、本当にあの人のことが好きなんだね……」
「うん……」
出ると福田が息を切らしている姿が見える。
「福田さん、私、今から三島さんのところへ行こうと思う。」
「やっぱり……心配だから?好きだから?」
「ニュース見て、死んだかもしれないって思った時、私、世界が止まったって思った。真っ暗で何も見えなくて……私の思いは叶うことができなくても、思いを伝えたい。奥様のことを考えると……申し訳ないんだけどっ……」
例え、どんな夫婦関係であったにせよ
世の中からすれば不倫だ。
2人は婚姻関係にあるのだから。
私が愛した人は結婚している人で
恋をしてはいけない人。
両想いになってはいけない人。
「宮園さん、本当にあの人のことが好きなんだね……」
「うん……」