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蝶々と甘い蜜。
第10章 切ない想い
「後悔しているんだ、この間のこと。」
「え?」
「宮園さんを引き止めちゃったから。」
「そんな……」
「俺、宮園さんの思いを無視して、結衣姉のことしか考えてなかったから……宮園さんは、三島さんのこと本気で好きじゃないって心のどこかで思いたかったのかも。」
「福田さん……」
「結衣姉、結婚前に俺に言ってたんだ。こんな私でも愛してくれる人がいるって、嬉しそうに……きっと結衣姉は三島さんのこと愛していると思う。だけど、どうしてお金のためだなんて言ったのか、10年も姿を消していたかわからないけど。」
「今から私三島さんがいる病院に行ってくる。それから奥様にも話をしてくる。」
「……一緒に行こうか?」
「ありがとう、だけど、私一人で行く。」
本当は怖い。
もう三島には会わないでと奥様には言われているのに
三島に会うことが……
でも、ここを乗り越えないと何も乗り越えられない気がしたから。
「え?」
「宮園さんを引き止めちゃったから。」
「そんな……」
「俺、宮園さんの思いを無視して、結衣姉のことしか考えてなかったから……宮園さんは、三島さんのこと本気で好きじゃないって心のどこかで思いたかったのかも。」
「福田さん……」
「結衣姉、結婚前に俺に言ってたんだ。こんな私でも愛してくれる人がいるって、嬉しそうに……きっと結衣姉は三島さんのこと愛していると思う。だけど、どうしてお金のためだなんて言ったのか、10年も姿を消していたかわからないけど。」
「今から私三島さんがいる病院に行ってくる。それから奥様にも話をしてくる。」
「……一緒に行こうか?」
「ありがとう、だけど、私一人で行く。」
本当は怖い。
もう三島には会わないでと奥様には言われているのに
三島に会うことが……
でも、ここを乗り越えないと何も乗り越えられない気がしたから。