この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
蝶々と甘い蜜。
第10章 切ない想い


「……お金のためよ。」


「違いますよね?」


「甲斐……私のこと何か勘違いしていない?あなたと連絡をとったり会ったりしていたのも別にあなたと連絡をとりたかったわけじゃない。あの人がどうしているか知りたかっただけ。」


「……本当にお金のためだったら、保険金のためにあなたは三島を殺めることができたはず。なのに、ハンドル操作を誤った三島をかばおうとして、自分のほうにハンドルを切ったそうじゃないですか。」


「それは……っ」


「怪我もしているじゃないですか。手当してもらったほうがいいですよ。あ、すいません、奥様の手当てをよろしくお願いいたします。」


通りかかった看護師さんに手当をお願いした甲斐とふと目があった。
聞いてはいけない会話を聞いた気がする…そう思ったら合った目を急いで逸らした。


「奥様、私はここで……」


「うん……ありがとう、甲斐。」


奥様後姿を見つめる甲斐の姿は、いつもスマートに冷静に仕事をしている甲斐ではなく、好きな人を心配している男性のように見えた。



/213ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ