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蝶々と甘い蜜。
第10章 切ない想い
「三島さん、私……三島さんのこと愛しています。三島さんにも、本当は私を愛して欲しい。奥様と別れてほしい。」
10年分の気持ちとともに
涙が止まらない。
私を…奥さんの結衣さんじゃなくて
私…結衣を愛して欲しい。
少し冷たい三島の指先が頬に触れて涙をぬぐってくれた。
三島なんと言うのか…最初の一言に胸が高鳴っていた。
「君は……誰だ?」
「え……?」
「私とどういう関係だ?」
「どういう関係って……」
どういう関係って……
妻でもなければ彼女でもない。
同僚でもなければ友達でもない。
10年分の気持ちとともに
涙が止まらない。
私を…奥さんの結衣さんじゃなくて
私…結衣を愛して欲しい。
少し冷たい三島の指先が頬に触れて涙をぬぐってくれた。
三島なんと言うのか…最初の一言に胸が高鳴っていた。
「君は……誰だ?」
「え……?」
「私とどういう関係だ?」
「どういう関係って……」
どういう関係って……
妻でもなければ彼女でもない。
同僚でもなければ友達でもない。