この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
蝶々と甘い蜜。
第10章 切ない想い
「家庭のこと、学歴のこと、娼婦やっていた時のこと…結婚式当日だって言われ続けた。でも……私はあの人が…三島が私のことを愛してくれているって信じていたから、だからずっと我慢してきたの。」


甲斐さんは、きっと、自分を頼ってきた奥様を支えたかったのだろう。
さっきの親族たちの言葉を聞けばわかる。
奥様は私が想像する以上に辛かったのだろう…。


「あの日も……結婚式当日の日も父親がお金をせびってくると言われて、謝っていたの。三島がいない時に私に色々言ってくるのよ、だから、三島には相談できなかった。」


「…奥様は強い方なんですね。」


「え?弱いわよ、だから逃げたのよ。」


「三島さんに相談せずに一人で悩みを抱えて……」


「……そうね、ずっと1人で頑張ってきたから、甘えればよかったのかもしれない。今も甘え方が分からないのよ。」


奥様の今までの生い立ちが
奥様をこんな風に強くさせているのかもしれない。
だけど、その強さがゆえに、奥様は自分で自分を傷つけている。

/213ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ