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蝶々と甘い蜜。
第10章 切ない想い
「離婚届……」


「甲斐……だけどこのことは内密に頼みたい。マスコミ対策もよろしく頼む。」


「それは……結衣さんのためですか?」


「きっと海外に彼女は行くだろう。その日まで…結衣の誕生日まで離婚のことはリークされないように頼む。」


「あなたも私も甲斐に頼ってばかりね……じゃあ、私は本当に帰るわ。ここでサヨナラしましょう。」


ゆっくりと2人は優しい抱擁をした。
それは自然に、映画のワンシーンのように。


「結衣……ありがとう。」


「ふふ……ズルい人。最後の時に名前を呼ぶなんて。」


再会してからずっと私のことを名前で呼ばなかった。
その時から気が付いていた。
もう三島の心に私がいないってこと。


「じゃあ……」


本当なら……結衣さんを追いかけるように説得してあげればよかったかもしれない。
だけど、そこまで私はできた人間じゃない。
私にだってプライドがある。








あの日、姿を消さなかったら
私は幸せだったのかな…?


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