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ソレは、そっと降り積もる・・・。
第20章 ソレは、伝説の・・・
こうして王さまも王子に同じように命じました。しかし王子は、ソレが出来ませんでした。父親に逆らうなど出来なかったのです。
王子は、少女を殺してしまおうとしましたが自国の兵士に間者だと間違われて殺されました。
翌日国は、隣国の王に攻め込まれました。自分たちが間違って王子を殺害したにも関わらず王女たちを責め立てたのでした。
まだ国が万全に回復した訳ではないところを攻められた王さまは、困り果てました。しかし1週間もすると隣国の兵士たちが占領した地域で大規模な地滑りと水害が起こり多くの兵士が亡くなりました。
兵士たちは、逃げて行きました。隣国の王は、兵士たちが言うことを訊かなくなったので攻め込むのを諦めました。
王さまが王妃さまと王女さまにその報告に向かうと側付きの少女が痛々しい格好で寝かされていました。