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ソレは、そっと降り積もる・・・。
第31章 ホオズキをはむ時
「判りました。」
部下と手分けして映像を確認する。
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「ありましたっ!!」
そろそろ目が痛み出して休憩を入れようかと言うときに部下から声が上がった。
「どこだ?」
「ここです。この日本人のご夫婦は、珱月さまのご両親なのでは?」
部下は、画面に指を指す。
「拡大鮮明化してくれ。」
「はい。」
映像は、ハッキリした。写真を取り出して確認する。確かに彼女の両親が空港に入って来たところが映し出されていた。
「時間より早く着いたんだな・・・」
時刻を確認して自分たちが出遅れた理由が判った。彼女の両親は、定刻よりも早く到着し迎えを待っていたようだ。そこには、別が来たようだ。
「これって・・・・・・」
部下と目にしたのは、目星の相手だった。