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ソレは、そっと降り積もる・・・。
第32章  真実は・・・・・・
  


 執事に通されたのは、お決まりの部屋だった。


「ミエリアさま・・・お連れ致しました。」


「下がっていいわ。」


「失礼致します。」


 執事が出て行き2人きりとなった。


「ジュリアスさま・・・もういらっしゃらないかと思っていましたわ。」


「俺だって出来ることなら来たくなかったさ。でもそう言う訳ににもいかなくなったんでね。」


 ため息をつきながら答えてドカッとソファーに座った。


「まぁ、乱暴ですわね。」


「いやいや、実に見事なものだった。感心する。今度は、〝誰を〟買収したのか?前に君が買収した彼は、悲惨な最期だったな・・・。」


「それは、あなたと王さまが下した結果に過ぎませんわ。私には、関わりのないことです。」


「ほお・・・君の名前を吐いたのに?」


  
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