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ソレは、そっと降り積もる・・・。
第32章 真実は・・・・・・
心優しいメイドに笑顔を向けて階下に降りた。
「さぁ、こちらが我が家です。」
車を停めてドアを開け彼女の両親を降ろした。
「中へどうぞ。」
両親を先導するように歩き玄関に向かう。
珱月の両親は、公爵家の1人息子が豪邸に住んでいることに改めて次元が違うと思い進む足が遅くなった。
「ただいま。」
「お帰りなさいませ、ジュリアスさま。」
「帰りなさい、ジュリアスさん。」
「ただいま・・・珱月。」
彼女の笑顔の出迎えで苛立っていた気持ちが少し落ち着いた。
「ご両親を連れて来た。」
「ありがとうございました。」
「ご両親と話せるか?」
「はい。少し時間を頂けますか?」
「もちろんだ。珱月に任せる。」
「はい。」
返事をして彼女は、外へ出て行った。