この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ソレは、そっと降り積もる・・・。
第35章  邪心の潔白
  


 その一言を切っ掛けに父は、荷造りをして母を連れて〝帰る〟と息巻いている。それだけならまだなんとかなったのだが〝一緒に帰るぞ〟と腕を引いて敷地の入り口の門の前まで連れられて来てしまっていた。


「お父さんっ、痛い・・・」


 握ると言うよりは、掴んでいる状態なので手首に痛みが走る。


「いいから、来なさい。お前は、未成年なんだ。たとえ異国のお偉いさんでも身勝手は、許されない。」


「お父さんっ!ジュリアスさんに言えと言われたんじゃないの。私が〝彼の傍に居たい〟って本心から思っているのよ。」


 父にハッキリと告げた。何度問われても答えは、同じだ。


「珱月・・・・・・」


「ごめんなさい・・・、判ってる。お父さんが私を心配してくれていること。でも、私の居場所は・・・ここなの。」


  
/390ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ