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ソレは、そっと降り積もる・・・。
第39章  ソレは、〝黒髪の乙女〟・・・ 前
  


『(綺麗・・・・・・)』


 彼の美しい髪色に目が釘付けになった。宝石とは、こんな色なのだろうかと・・・思った。


『どこへ行く予定だったのだ?』


『判りません。』


『親は、どうしたのだ?まさかあの船に1人で乗っていたのか?』


『親は・・・居ません。』


『そうか。見たこともない髪色だ・・・どこから来たのだ?祖国は、どこだ?名は、なんと言うのだ?』


 彼は、異国人が物珍しいのか矢継ぎ早に質問してくる。可愛らしかった。


『東の国です。小さな小さな、島国です。名前は、〝黒珱《クロエ》〟と言います。』


『そうか。〝クロエ〟・・・行く場所がないのならこの国に居なさい。』


『ありがとうございます。』


 《《 *


 村は、突然襲われた。なにが起きたのかも判らないうちに船に乗せられて気が付けば船の上。
 泣いている子たちばかりだった。


  
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