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チカちゃん先生のご褒美
第6章 チカちゃんからの最後のご褒美
「居ないな、チカちゃん」
「まだ来てないね」
真っ暗で非常灯しか点いてない室内に、明かりを点けた。
視聴覚室には、窓も無い。
夜、イケない事をするには持って来いだ。
「なー、野際ー」
「んー?」
「お前、チカちゃんの事どう思ってんの?」
いくらご褒美って言っても、おっぱい触って、オナニー手伝わせてぶっ掛けて、今日はヤる寸前まで行くんだからなー。特別な何かを感じてもおかしくない。
「そういうお前は?」
「え」
卑怯だぞ、野際。
質問に質問で返すと、面接で落ちるぞ……
……もう受験終わったけど。
「チカちゃんは、先生だろ?」
俺が考えてたら、野際が言った。
「先生は、先生じゃん?処女って聞いてちょっとチャンス有るかもって思ったけどさー、処女でも彼氏居るかもしれないし」
「だよなー……」
ゆるキャラで、一生懸命で、お人好しで、素直で、巨乳で、可愛くて、エロい。
これに、モテない要素が有るのか。
……処女な事が、奇跡なんじゃね?
俺は、野際よりも重症だと思う。割り切れない。断られるの覚悟で、卒業したらーー卒業前は生徒だから、一応ーー告白してみようかと思うほどだ。
そんな事を考えてたら、かちゃりと音がして。
「……お待たせ。」
チカちゃんが、現れた。