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チカちゃん先生のご褒美
第8章 知佳先生の奮闘

「ううん、なんでもない。大丈夫……そうする」

 口か、外か。
 どっちにしても、一人ずつしか出来ない。
 一人にご褒美あげてる間に、もう一人にずっと見られてるのかな……
 そう思っただけで、またさっき擦られていた奥の方がびくびく震える。
 それか、一人ずつ、違う日に?
 そうすれば、ご褒美をあげているのを、見られることは無いけど……
 一人ずつだと、暴走しても、止める相手が居ない。


『吸っちゃダメ?』

『俺ヤバい……ほら見て、チカちゃん』

『見せる位よくね?』

『おっぱいも、ちょっとだけ触っていい?』

『チカちゃん、かけさせてっ……』


 野際くんのしそうなことを、頭が勝手に想像しちゃう。
 野際くんは、やんちゃな子だ。内川くんは、言うこときいてくれると思うけど……野際くんと二人になって、してもいい?って言われたら……

 だめっ。ちゃんと、だめって、言わなきゃ。
 だけど、そのことを考えてしまっただけで、中がきゅっとなって、とろりと流れ出したものが、ショーツにじわじわ染みていく。

 違う。これはきっと、さっき太郎さんとした名残りだ。
 脚の間が、落ち着かない。
 考えれば考えるほどむずむずと落ち着かなくなって、私はジャージの袖口を噛んだ。

「大丈夫か?ちゃんと、拒めよ?流されたら、病院行かなきゃいけなくなるぞ」

 ……「鈴木先生」は?
 先生は、「ご褒美」のとき、どうしてたの?


『……っ……ぁ、ぃっ……!ぁ、ん……せんせっ、っ!』


 がくがく揺れて、プリーツスカートの裾を乱れさせていた白い脚を思い出す。
 あれは?
 あれも、ただ、イカせてただけ?

 ……それとも、中に……


 そんな事、聞けないから。

「……分かった。二人に、話して来る」

 そう言って、更衣室を出た。

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