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劣情ストーリーテラー
第74章 ミドリさん(49)をなんとか口説いてオトしたい
「あ、なくなっちゃった、もう一合頼みます?」
んー、どうしようかなー、少し飲みすぎかなー
「まあ、ミドリさん明日シフトないでしょ?飲み足りないなら頼みますよ?」
そうねえ、キミと飲んでるとついつい量が増えちゃう
「そんだけ美味しく飲めてるってことにしときましょうよ、ホメてるんでしょ?」
そういうことにしとくか
「僕じゃなくたって付き合ってくれる人はいるんでしょうに、まあ、僕はミドリさんと飲みたいから誘ってるんですけど」
物好きっていったら怒る?
「怒りますね、人の趣味にケチつけないでほしいっすね」
まあ、キミがいいならいいのかな、はたから見たら親子みたいなんだろうけど
「親子ってことはないと思いますよ、恋人同士には見えないかも、上司と部下くらい?」
んー、まあ、気にすることでもないか
「気にされると僕が困りますけどね」
でも、実際親子でもおかしくないくらい離れてるじゃん
「あー、まあ、数字上は、でも、大事なのってそこですかね?」
ムスコがいたらこんなふうに飲みに来てなかったかもしれないなー
「いないものを考えても仕方ないんじゃないっすかね」
まあね
「つうか、ガキあつかいしたくて飲みにきてるわけじゃないでしょ、いうほど僕もガキでもないし」
そう、そこ、それな、キミくらいなら同世代のオンナノコを口説きまくってるくらいの年じゃん
「はあ、普通はそうなんでしょうけど、僕は僕の好きにやりたいんで」
で、私か、イイ趣味してるわ
「なんすか、それ、イヤミ?」
イヤミってことはないけどね、正直なにを企んでるのかなーとは思うわ、おばさんからしたら
「おばさんの定義がよく分からないんですけどね、魅力的な女性と一緒にいたいってのにそこまで複雑な理由っていります?」
クチだけは達者よねえ