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劣情ストーリーテラー
第61章 性欲ゼロのオンナは実在した、それは僕の妻
覚書
夫○○(以下、甲とする)と妻▽▽(以下、乙とする)との間で締結する婚姻契約において、関連法規にくわえ下記の条件を取り交わすことを確認する
一、いかなる理由においても両者間の性交、具体的には甲の陰茎を乙の膣に挿入することを禁ずる
二、前項で定めた条件基づく婚姻の解除は認めない
「覚えてますよね、婚約にあたって取り交わした覚え書きのこと」
覚えてます
「もともと政略的な理由と両家の経済的な利益のための婚姻です、僕らが一般的な夫婦関係を営むかどうかは問題とされてなかった」
そうです
「それでも入籍する必要がある以上は、あなたの『特質』を受け入れられ、なお結婚生活が維持できるだけの覚悟と立場が求められる、それが僕を相手と決めた理由でしたね?」
そうです
「さいわい、あなたは『特質』のことを知った上でも魅力的な伴侶となる魅力をもっていた、それが僕がこの結婚を決意した理由、これも既にお伝えしています」
はい
「婚姻に関わる契約を違える気は今でもありません、ですが、あなたと暮らすうちにどうしても試したいと思うことができた」
予想はできてますが、聞かせてください