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劣情ストーリーテラー
第61章 性欲ゼロのオンナは実在した、それは僕の妻
「あなたの『特質』、性的欲求が一切存在しないという精神的な個性、はたして本当にそんな人間が存在しうるのか、それを確かめたくて仕方がないのです」
嘘はついていません
「それは暮らしのなかで確信しています、ただ、本当にあなたが性的な欲求がないとして、肉体的な快感を感じる能力がないという結論には結び付かないのではないか、僕はそう思っています」
医学的な診断が為されているわけではないので、証拠はありません
「承知してます、ご両親が不思議に思い心理学的なカウンセリングなどを試されたことも聞いています、理由はわからない、だがしかし、あなた本人の性欲は存在しない、あなたの家柄でここまで縁談がまとまらなかった最大の理由はそこにある」
おっしゃる通りです
「しかし、僕はすべての事情を知った上であなたをめとった」
感謝しています
「あなたも性のこと以外は真摯に妻として生活に向き合ってくれている、それには僕のほうこそ感謝しています、ただ、月日が僕の考えを少しずつ変えていった」
はい
「僕は、あなたの喘ぐ声が聞きたい」
気持ちは、分かります
「なので、これからあなたを快楽のドン底にお連れしたいと思います」
契約のことは、どうするつもりですか?
「契約はちんぽとまんこのセックスを禁じているだけで性行為全般を禁じているわけではない、文言上はそう解釈できます」
そうですが…
「極端な話、挿入さえしなければいいと言うことです」
それで、いいのですか?
「あなたの性感を確かめるのには挿入することが必須条件ではありません、それ以外のことならいくらでもやりようがあります」
確かめずにはいられない、のですね?
「あなたが受け入れてくれれば、の話です」
わかりました、したいことをしてください
「ありがとう、決してつらい目にはあわせませんから」
そういう人ではないことはもう分かっています