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ガーネット弐番館
第10章 新しい出来事
その熱意は明らかに伝わった。

しかし、入籍時期については、もうちょっと先でいいのではと提案された。
なにせ、あと2週間ほどで5月1日になる。

数日前、プレオープンをした航平の手がけたレストランが、GWに本格的にオープンをする。

当面は、昼間のランチが主体の営業で。 
夜は、貸切制だ。

5月1日の夜、そこで軽く披露宴というか、お披露目会をしようと思う。

レストラン的にも、責任者の航平のというのもあるし、初の結婚披露宴となる為、会社が全面的にバックアップしてくれる。
出来れば、写真を撮って今後のパンフレット等に使いたい。

「え!そうなの!?」

最後の所は睦美も初めて聞いた。
レストランのお披露目会のことは提案されていたけど。

レストランの写真や、披露宴のイメージ図をテーブルに並べる。

睦美は両家の顔合わせの食事会程度に考えていたが、それらを見る限り結構本格的だ。

以前、蔵だったものを改装して和モダンにしたレストランで。
天井が高く、雰囲気がとても素敵だ。
谷の少し高い位置にあるので、改装して出来た窓からは、山の景色が見渡せる。

写真を見て、両親も、授かり婚でまだ結婚式も披露宴も行ってない妹夫婦もため息をついている。

「こんな所あったのね〜」
「お姉ちゃん、いいなぁ」

この家からも、山道を車で30分ほどの場所だ。

航平の家族もGW入るとこちらに来る予定にしているらしい。
睦美もまだ会ったことない。
ということは、披露宴の数日前に初めて会うことになる。

「失礼じゃないのか」

父親的には、特に向こうのご両親のことが気になっていたようだ。

航平の仕事の都合で、向こうのお宅に挨拶は行けそうにない。

また、航平には兄が1人おり、そこの家族に子どもが3人いる。
同居はしていないがすぐ近くに住んでおり、共働きの兄夫婦の代わりに両親がよく面倒を見ている。
大型連休でもない限り、皆で来れないのだ。

「連絡はしてますので」

何より、この家族写真や家族の書類などは、航平の父親が協力して用意し、郵送してきたぐらいだ。

ご家族は大賛成らしい。

それなら。と、しぶしぶではあるが睦美の両親も結婚を許可した。
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