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ガーネット弐番館
第10章 新しい出来事
落ち着いてくると、恥ずかしさでいっぱいだ。


激しく体力を消耗していたが、なんとか腰を上げる。
運転席に戻り、乱れた服や髪を慌てて整えた。

航平もゴムを始末し、急いでズボンを引き上げている。

なんともこの間が恥ずかしくて、沈黙のままそれらを行った。

ほぼ同時に一息ついて、2人で苦笑いしてしまう。

「運転、出来る?」

「...大丈夫」

誰かに見られてないかと、キョロキョロしながら慌てて車を出した。


実家を出たのも遅かったのに、途中で休憩をしてしまって、遅くなってしまった。

睦美がシャワーを浴びて布団に入ったのは、もう3時近かった。

ベッドの足元のほうからそっとベッドに入る。

それぞれ掛け布団もマットレスも別のシングルベッドだが、2つをくっつけているのだ。

布団を敷いていた時の名残で、手前が航平で奥の壁側が睦美の眠る位置になんとなく決まってしまっている。

そのため、航平を起こさないようにするのは、これしか方法がないのだ。

多少マットレスが揺れるが、流石に今日は疲れて航平は熟睡している。

布団をかぶって一息ついた時、隣で寝ていたハズの航平が同じ布団に入ってきた。

「ちょっと、え、寝てたんじゃ?」

「寝てた」

長い手足が睦美の体にまとわりついてくる。

「航平、明日も仕事でしょ」

「仕事だよ。シないよ、シないけど」

半分寝ぼけたような声で、抱きしめた睦美の胸に顔を埋める。

「ちょっ。胸ナイから、そんな事しても気持ちよくナイでしょ?」

「うん...」

おいこら、少しは否定しろ。

確かに、抱き心地悪いだろうけども。

睦美は、目の前の航平の髪を撫でる。
細くてサラサラの髪の毛が触り心地が良くて羨ましい。

「でも...」

航平の指がパジャマの裾から睦美の腰や背中に直接触れて、唇が首すじから鎖骨の辺りを柔らかく移動する。

「...っ、...は」

やだ。

気持ちよくて、声が出ちゃう。

「こうやって触れてるだけで、気持ちイイんだよね」

指が背中の中心を撫であがり、唇は睦美の肌を優しく吸っている。

こんな触られ方をしたら...。

「...っ、寝れ...なくなっちゃっ...うよ...」

そう言いながら、航平を押しのけようとする手に、イマイチ力が入らない。

「ん?なんで?ナニもしてないよ?」

っ、絶対わざと!
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