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ガーネット弐番館
第12章 Bridal night
気持ちよさそうで、今にもイきそうに脈を打っていたのに。

「...キス出来なくなるの嫌だ」

苦しそうにそう呟く航平が愛おしくて、睦美は胸に抱きしめた。


少し落ち着いたのか、航平が動き出す。

滑るように指が睦美の背中や腕を撫で、胸に舌を這わせる。

「...っは、...ん」

ゾクゾクとした快感が睦美のカラダを走って、航平の体にしがみつく。

深く抱き合ったことで、睦美の濡れた場所に固い物が触れた。

そのまま互いの体を抱き寄せ、2人ともが腰を動かしてゆく。

「んっ、...はぅっ」

はやく、またこれがナカに欲しい。

腰を早めながら、見つめ合って舌を深く差し入れる。

2ケ所からにちゃにちゃといやらしい音が広がっているものの、それが湿った息づかいでかき消される。

「睦美、挿れて」

「うん...」

向かい合って座ったまま、航平が体を少しだけ傾ける。

その肩に片手を置いて、もう片方の手で航平のモノを捌きながら、自分の中心に宛がった。

航平が自由になった手で、睦美の顔にかかる髪を撫でている。

食い入るような視線を感じながら軽く先を沈めると、航平の肩に両手を置いて、視線を絡ませながらゆっくり腰を下ろした。

「っはぁああ...」

深く繋がると、互いの体を抱き寄せ舌を交わす。

いつものように動き出してみたものの、固い床の上に薄いこたつ敷きでは、ベッドの上の時のようには動けない。

腰の角度や足の位置、腰の動き方を変えて、睦美が探るように動き回る。

「んっ、...んふっ、んっ」

「ん。...すごいね」

仰向けになった航平の横に足裏をつけ動いていた、曲げられた膝を航平に広げられる。

繋がった部分が明るい部屋で丸見えだ。

「やあっ、...あっ、ダメえっ」

閉じようとするも、それまで動かずにいた航平が腰を小さくではあるが突き上げ出した。

睦美の動きと相まって、急に当たる奥に強い刺激が走る。

「まって、まって、...っ、あああっ!」

ビクビクっと跳ねて、そのまま睦美の体が航平の上に倒れた。

体全体で呼吸を繰り返す睦美を抱きしめて、その耳元に航平が唇を寄せる。

「ごめん。待てそうにない...」

そう囁き終わる前に、睦美のお尻を掴んで大きく突き上げ始めた。

「んあっ、ああっ、す...ご、いいっ」
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