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ガーネット弐番館
第13章 花の名前
別に避妊しないからといって、確実に今日出来るとも限らない。

「んな事言ったって、前例があるんだからさ」

なにせ、今隣の部屋で眠っている長女の『菫恋(すみれ)』は、ハネムーンベイビーならぬ、ウェディングベイビー。

結婚式の、あの夜の子どもなのだ。

なので、出産を終えて、セックスが出来るようになってから、ずっと避妊してきた。

だけど、あの日の、あの感覚が恋しい。

「大丈夫よ、きっと」

「だから、その自信はどっから...っく!」

航平の上に跨り、その先を睦美の体に迎え入れた。

「んっ、あっ、...はぁうっ、んっっ」

最後までゆっくりと腰を下ろすつもりが、後半加速してしまった。

久しぶりの何もつけてない感覚に、体が悦ぶのが分かる。

ゆっくり腰を動かしているだけなのに、ナカが波打ってくる。

「んっ、やっぱり、気持ちい...あぁっ」

「ん...。はぁ...」

航平からも声が漏れたのが聞こえて、睦美は自分だけが気持ちいいのではないと再確認した。

航平の体の横に両手をついて、殊更ゆっくり、体をくねらせるように腰を動かしてゆく。

揺れる胸に、航平の手が伸びてくる。

寄せるとなんとか谷間が出来るまで大きくなった胸に、航平が舌を寄せ吸い付く。

「んあっ、ああっ...。吸っちゃ、やぁっ」

「ん。...残念。もう出ないか」

ミルクと混合だったが、睦美の母乳も結構頑張った。
離乳食も始まって、出が悪くなってきた1ヶ月ほど前に断乳したのだ。

それまでは、ふざけてか、航平がたまに味わっていた。

「も、やだ。ヘンタイ」

少し起き上がってきていた航平を強く押しやる。

絶対美味しくないし。
嫌がってるのに、飲む気が知れない。

変態とまで言われた航平が、これまた毎回嬉しそうだ。

「うん」

うんって、喜んでどうするの。

やっぱり変わった人。

可笑しくって、可愛いくて、愛おしい。

「なんで笑ってるの?」

仰向けの航平に引き寄せられ、抱きしめあってキスをする。

繋がっている角度が変わって、動きも大きなストロークの航平主体に変わってゆく。

「あ、...んっ。んっ...」

「俺は笑ってないよ」

髪を避けながら耳元で囁かれ、その声にまたゾクゾクする。

「睦美が笑ってんの」

「え、あっ...わ、たし?」
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