この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ガーネット弐番館
第3章 熱
ん??
言われるがまま、体を動かして。
いつの間にか、シングルベッドに背中合わせで寝転んでいる。
...ですよね。
何勘違いしてんだか。
恥ずかし。
っていうか、お姫様抱っこなんてするからじゃん!
変に優しいから、変な期待するじゃん!
って、期待って。
なんでやねん!
思わず関西人でもないのに、関西弁が出る。
1人でもやもやぐるぐる考えているうちに、背中では規則的な寝息が聞こえ出した。
寝とんのかーい。
バカバカしい。考えるのやめ!
睦美は、固く目を閉じた。
目が覚めた時、布団の中に航平の姿はなかった。
少し前に帰ったんだろう。
布団がほんのりぬくい程度だ。
昨日はお酒を結構飲んだと思う。
だから、ヤることヤった後も、航平は運転して帰れなくて。
しぶしぶ泊まって。
んで、お酒が抜けて去っていった。
のだろう。おそらく。
これで
「元カレとも呼べないオトコ」が
「1回ヤったオトコ」になった。
久しぶりに、あの宣言を破ってしまった。
なかなか睦美には達成出来ない。
あの文乃ですら、成功したったいうのに。
睦美は起き上がり、大きく伸びをした。
今日は確かいい天気だから、布団を干さなきゃ!
シーツを剥いで、ベランダに布団をかける。
1階の庭では、むつみの部屋の下の101号室の男の子とそのお母さんが庭で遊んでいる。
おそらく2歳ぐらいのその子は、きゃっきゃと走り回り元気いっぱいだ。
お母さんは、若くて少しギャルっぽいけど、いつも挨拶はきちんとするし。
子育ても凄く楽しそうで、仲良くて、微笑ましい家族だ。
可愛い笑い声が2階のベランダまで響くけど、全く嫌じゃない。
部屋着に着替えて、洗濯機をまわし。
とりあえず、朝食にしよう。
コーヒーメーカーのスイッチを入れると、豆のいい匂いが部屋に充満する。
マシン目いっぱい作って、1日かけて飲む。
休みの日だけの贅沢だ。
パンを焼いて、卵を取り出す。
今日は目玉焼きにしようか、スクランブルか。
さっきの男の子のお母さんだろうか、「きゃははは!」と賑やかな笑い声が聞こえた気がする。
こんなとこまで聞こえてくるなんて、相当大きな声だ。
子どもと笑いあってるというカンジでないし。
言われるがまま、体を動かして。
いつの間にか、シングルベッドに背中合わせで寝転んでいる。
...ですよね。
何勘違いしてんだか。
恥ずかし。
っていうか、お姫様抱っこなんてするからじゃん!
変に優しいから、変な期待するじゃん!
って、期待って。
なんでやねん!
思わず関西人でもないのに、関西弁が出る。
1人でもやもやぐるぐる考えているうちに、背中では規則的な寝息が聞こえ出した。
寝とんのかーい。
バカバカしい。考えるのやめ!
睦美は、固く目を閉じた。
目が覚めた時、布団の中に航平の姿はなかった。
少し前に帰ったんだろう。
布団がほんのりぬくい程度だ。
昨日はお酒を結構飲んだと思う。
だから、ヤることヤった後も、航平は運転して帰れなくて。
しぶしぶ泊まって。
んで、お酒が抜けて去っていった。
のだろう。おそらく。
これで
「元カレとも呼べないオトコ」が
「1回ヤったオトコ」になった。
久しぶりに、あの宣言を破ってしまった。
なかなか睦美には達成出来ない。
あの文乃ですら、成功したったいうのに。
睦美は起き上がり、大きく伸びをした。
今日は確かいい天気だから、布団を干さなきゃ!
シーツを剥いで、ベランダに布団をかける。
1階の庭では、むつみの部屋の下の101号室の男の子とそのお母さんが庭で遊んでいる。
おそらく2歳ぐらいのその子は、きゃっきゃと走り回り元気いっぱいだ。
お母さんは、若くて少しギャルっぽいけど、いつも挨拶はきちんとするし。
子育ても凄く楽しそうで、仲良くて、微笑ましい家族だ。
可愛い笑い声が2階のベランダまで響くけど、全く嫌じゃない。
部屋着に着替えて、洗濯機をまわし。
とりあえず、朝食にしよう。
コーヒーメーカーのスイッチを入れると、豆のいい匂いが部屋に充満する。
マシン目いっぱい作って、1日かけて飲む。
休みの日だけの贅沢だ。
パンを焼いて、卵を取り出す。
今日は目玉焼きにしようか、スクランブルか。
さっきの男の子のお母さんだろうか、「きゃははは!」と賑やかな笑い声が聞こえた気がする。
こんなとこまで聞こえてくるなんて、相当大きな声だ。
子どもと笑いあってるというカンジでないし。