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第4章 恋人っぽかったオトコ

「あっ...っん」

声を大きくあげそうになって、片手で口を押さえる。

もう片方の指は、かろうじて洗面台にひっかけてあって。
半ば上体はぶら下がっている。

お尻は高く持ち上げられていて。
つま先立ちで堪えていた足が震える。

今にも上半身から床に落ちてしまいそうだ。

航平の舌が離れ、やっと一息ついて体勢を整える間に、代わりに指が宛てがわれた。

蜜を纏って軽く往復すると、音を立てていとも容易く沈んだ。

「...っ、はぁ...」

長い指２本を、ゆっくりと奥へ奥へと飲み込んでゆく。

洗面台に手を付き直し、今度は上に伸び上がる。

航平がキスをお尻にいくつも落としながら、指が今度は引き抜かれてゆく。

あまりにゆっくりとした動きで、じれったくて腰が動いてしまう。

それが分かったのか、指が睦美のナカを探るように指がぐるぐると動き出した。

「っ...あっ、やっ」

昨日で知っているハズの場所を、ワザとらしくゆっくりと見つけられた。

そのポイントを数回軽く刺激されただけで、睦美の全身に電撃が走ったかのように快感が駆け巡る。

「...んあっ、ああっ」

大きく跳ねる体を、起き上がってきた航平が後ろから抱きとめる。

呼吸を整え終える前に、航平の舌が睦美のそれと絡まる。

腕を伸ばし、キスを交わしながら航平に向き直る。

抱き合い体を密着させると、航平のモノの存在を肌で感じる。

手を伸ばし、ジャージ越しにも強く感じるそれを撫で回す。

航平がキスをやめて至近距離でこちらを見てきた。

無表情のように見えるが、息は明らかに上がっている。

合図と受け取り、睦美はしゃがみ込む。

撫で回し、ジャージを脱がせる。

緩めのジャージからでも分かったぐらいだ。

体にフィットしたパンツの中、その存在は明らかに大きく固くなっている。

一応一通りパンツの上からも撫で回し、素早く脱がせる。

押さえつけていたものが取り払われて、益々大きくなった気がした。

ゆっくりと指を這わせ、唇を落とす。

散々焦らされた仕返しだ。

頭上で、大きく息を吐いた音がする。

ゆっくり時間をかけて、舐め進める。

頭を撫でられて、航平の顔を見上げ。
目が合うと同時に、口の中に迎え入れた。