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ガーネット弐番館
第4章 恋人っぽかったオトコ
航平の指がまた睦美の膨らみを捉える。

律動に呼応して刺激され、身体中がビリビリと電気が走ったように増幅した快感が駆け巡る。

本当に立っているのがやっとで、洗面台にどうしがみついてるのかも分からなくなってきた。

指がその場所から離れて、少し息が出来るようになったと思っていたのに、角度が変わったのか、今までとは違った深い衝撃で体が貫かれる。

「...あっ、ふかいっ」

航平の長いモノが、睦美の奥を強く捏ね回すように動いている。

「んっんっんっ...ぁああっ」

浅く律動を短くなったと思ったら、また深く押し付けられるように腰が動いて。

同時に、肌の上を航平の指の腹がするすると撫ででいたかと思うと、繋がった場所を広げるように指がお尻に食い込む。

「...っ、はぁ...もっと」

苦しいぐらい気持ちよくて、だけど、もっと激しく動いて欲しい。

航平の動きは、きっと他の人の数倍は遅い。

早いだけの自分よがりな力技とは、明らかに違うのは分かるけど。

イきたいのに、その数歩手前でずっと弄ばれて阻まれているようで。

きっと航平が意地悪で、人をいじめてー。

「ん...」

少し気持ちよさそうな声がした気がした次の瞬間、睦美の欲しかった律動が始まる。

「んあっ、...あっ、...ああっ」

ぱんぱんっ、と肌がぶつかる音がするほど、腰が打ち付けられる。

もっとと欲した自分が恨めしくなるほどの衝撃が体を何度も貫いて駆け巡る。

それまでイこうにイけなかった睦美は、体を震わせて悦び果てる。

「...はぁあっ!」

腰がありえないぐらいうねって、体を震わせる。

やばい。すごい気持ちいい。

そう思ったのもつかの間で、睦美の体の向きが変えられてゆく。

片足を担がれ、前から航平が入ってきた。

「っあ!...すご...いっ」

まだおさまってないその場所を、航平の熱い塊がゆっくりと擦りあげる。

震える体で、必死に航平にしがみついた。

後ろからとは違う感覚に、体が悦んでいる。

「はぁ..気持ち...いいっ」

そんなこと言うつもりなかったのに、口から零れた。

ウザがられるかなと思ったのに、意外な反応が帰ってきた。

優しく抱きしめられられて、耳元でこれまた優しく囁かれた。

「俺も」
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