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ガーネット弐番館
第5章 同居と同棲の違いは何?



...ヤってしまった。


また流されちゃった。


っていうか、あれは不可抗力だと。

あんな可愛く拗ねたり、喜んだり、お願いしてみたり。


毎回だけど、優しく優しく触れられて、さも大事なものを扱うかのようなセックスで。

もしかしたら、自分は凄く愛されているのでは。
と錯覚しそうになる。

いや、何度がそうよぎった。


確実に、どんどん深みにハマっていっている。

どっかで抜け出さなきゃなのに。


少しだけ振り返ると、静かに眠る航平の背中が見える。

睦美はそろそろと起き出し、手近にあったパジャマの上着だけを素早く着ると、自分のベットに這い上がった。

背が高く手足の長い航平と、シングルサイズの布団に眠るのはすごく狭い。

睦美も女性の平均より10センチほど大きいのだ。

この2日、色んな意味で熟睡出来なかった。

今日は、よく眠れるー、かな。

スマホのアラームがきちんと設定されているか確認して、睦美は固く目を閉じた。



アラームのしつこく鳴る音で目覚める。

音を止めようとスマホの画面を見ると、航平からLINEが入っていた。

『走ってくる。朝食には帰る』

横の布団を見ると、綺麗に畳んである。

朝食作っとけってこと?

まあ、昨夜の晩御飯作ってくれたし。
仕方ないー。
土日限定だったコーヒーを入れて、目玉焼きも作ろう。


冷蔵庫からコーヒー豆を取り出しセットする。
スイッチを押してから、顔を洗って身支度を整え、朝食を準備する傍ら弁当を詰める。

久々に正しいルーティンで、日常が戻って来た感覚だ。

航平を待っていたがなかなか帰って来ないので、一応LINEで「出来たよー食べるよー」と送りつつ、パンにかぶりついた。

半分ぐらい食べたところで、航平が息を荒らげて帰ってきて、台所に直行し水を飲み始めた。

最後ダッシュでもしたのだろうか、額からは汗が流れていた。

「どうしたの?大丈夫?」

「...道迷った」

それで遅かったのか。

ちょっと心配したじゃん。

睦美にも朝食にも目もくれず、シャワーを浴びにだろうお風呂場に消えていった。

なんなの。

自由過ぎない?

ほんっとここは誰の家だと。


食べ終わり、自分の片付けをしてから、家を出る。

玄関で靴を履いていると、腰にタオルを巻いて航平がシャワーから出てきた。
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