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ガーネット弐番館
第6章 ルール
チカラが入らない睦美の体にキスを落としながら、航平がゆっくりと体位を変えてゆく。

途中、睦美のナカから飛び出すように、一度航平が抜けてしまう。

喪失感が半端ない。

仰向けになりながら、睦美は自ら足を広げる。

航平も、体に沿うようにそり返るモノを抑え込むようにして、睦美のナカに入れ直す。

「っは...あっ」

さっきより大きく感じるのは、気のせいだろうか。

ぐちぐちといやらしい音をたて、睦美の入口近くを浅く往復する。

深く欲しくて、睦美も腰が動く。

広げていた足を持ち上げられ、航平の両肩に片足づつが担がれた。

肘をつくようにして起こしていた体を布団に預けて、これから訪れるであろう衝撃を受け止めれるよう、頭の下の枕を握りしめる。

指が睦美の足の上をするすると撫で周りながら進んで、腰を掴んだと思ったら、ぐーっと体が奥深くを目指して進む。

「んあっ、...あっ...ああっ」

そこからは、先程の航平の言葉通りになってゆく。

ぎゅうぎゅうと蠢く睦美のナカを奥までめいっぱい擦り上げるように突き続けてゆく。

あくまで緩やかな動きなのに、ありえないぐらい気持ちがいい。

「っ...だめっ、イっ、ちゃ...ああんっ!」

悶え揺れていた体が、また大きく跳ねた。

足が外され、まだ余韻が残る体を抱きしめられる。

貪るようなキスが繰り返され、睦美も必死に応える。

今度は腕に引っ掛けるようにして大きく広げられ、掻き回すようにそして押し付けるように奥で動き回る。

「っあ、んっ、すごいいっ、んんっ」

奥から全身へとビリビリと駆け巡る快感に、今にも果てに飛ばされそうだ。

航平をぎゅうぎゅうと締め付け、より奥へとうねっているのを感じる。

「っは...」

航平の息も上がって限界が近づいているようで、それが嬉しい。

だけど、そんなことも、何もかもが考えられなくなる...、もうダメ...。

「...っああ!...んっ、ぁんっ」

睦美のスグ後を航平が追いかけるようにして果てた。

ゴム越しに放たれた熱を、まだ痙攣が続くナカに感じる。

いつの間にか抱きしめられていて、睦美もその体に腕を回していた。

荒い息が静まるまで、しばらくそのまま横たわっていた。
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