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ガーネット弐番館
第8章 ハニームーン
「ベッド、行こ...んっ」

いつの間にか後ろに回っている航平に顔を向けてみるも、唇が塞がれてしまう。

ブラジャーの紐を緩め露わになった両先を両方の指で弄られ、体がビクッと反応する。

「...ぁっ、んっ」

大きな声が出そうになって片手で覆うも、その手が掴まれる。

「今日は、大丈夫」

耳の縁を舐められそう囁かれ、その言葉を理解するのに時間がかかる。

するすると航平の指が睦美の脚の間に進んで、ショーツの上から刺激を感じる。

「あ...あぁ...」

体が折り曲がりそうになるのを、窓の所々に縦に走る細い柱のようなものを掴んで耐える。

なんとか耐えていたのに、いつの間にかショーツが少し下ろされていて直接指が触れてくる。

溢れんばかりの蜜を纏って、航平の長い指が膨らみとヒダを揺らし動き回る。

どうしても睦美が脚を閉じようとして、片足が傍のソファーの上に持ち上げられるようにされてしまう。

「やっ...あああっ」

足を上げることでぱっくり開いた場所へ、航平の指がするりと飲み込まれた。

蜜を纏って動き回る音が、睦美の耳にも届く。

窓際であられもない格好でよがるのが恥ずかしくてやめてほしいのに。
だけど気持ち良くて、航平の頭になんとか腕を回して振動に耐える。

「あああ...」

跳ねるようにイった睦美がよろめいて、ソファーに倒れるように舞い戻る。

背もたれの部分を掴んで息を整えていると、すぐ近くで航平がセーターを素早く脱いでいる。

「ね、...ベッド」

数歩先にベッドがあるのに。

「あとで」

その言葉と同時に足が広げられ、まだヒクついている場所に顔が近づき、濡れ広がった蜜を舐め回す。

「ひゃぁあっ...」

体をくねらせ逃れようとするが次々襲ってくる波に、腰がうねって逆に航平に押し付けるようにしてしまう。

その間もイヤラシイ音を立て吸いつき蜜を啜って、睦美を追い込む。

「ああ...ぁあ...」

さっきより遠くへ飛ばされて、目の前が霞む。

ソファに体を預けて全身で呼吸をしていると、足の間で航平がゴムをつけ始めている。

「私も...」

航平を気持ち良くしたかったのに。

起き上がって伸ばした手に、航平の指が絡む。

「あとで、ね」

さっきから、あとで、ってどういう...。
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