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蜜な時間はあなたと共に
第5章 不穏な再会と湯けむりに濡れる彼の愛

私の言葉に彼は薄く笑って、大きく息を吐いた。
「あれだけヤってたのに、子どもが生まれたら彼女も変わった。セックスに応じてくれなくなったんだよ」
それはそうだ、子どものお世話には相当な体力が必要で、休む暇も無いのに…
セックスに応じる体力なんて残ってる訳ないじゃない…
親になればは変わるのに、この人は…
「我慢出来ないんですか?」
「限界だから、お願いしてるんだよ。溜まった欲求を外で発散するだけなんだ。ストレス発散と一緒だよ、別に悪い事じゃないだろ」
「…はぁ」
「久しぶりに茜に会ったら色っぽくなってて驚いたよ。しかも彼氏が有名人だとは…おかげで良い材料が出来たよ」
「…私が断ったら?」
「断ったら、スキャンダルを週刊誌に売り付けるだけさ。彼結構女性ファンが多いんだろ?バレたら茜も危ないよ?」
春人はアイドルじゃ無いのに…
1年で人ってこうも変わるものか…
別れる前の彼はこんな自分本位で、卑怯な真似はしてこなかった…

