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蜜な時間はあなたと共に
第5章 不穏な再会と湯けむりに濡れる彼の愛

その後は春人が買ってくれたお酒とおつまみで2人きりの時間を過ごす。
嫌な気持ちを変えようとお酒が進み、気が付いたら…
「んー…」
「んふっ」
軽く酔った春人にお酒を口移しで飲まされ、そのまま濃厚なキスに移る。
それを何度も行われて、2人ともトロトロに酔っ払ってしまった…
「んー、茜さんっ…」
先程のように頭をグリグリと押し付けてきた。
気持ちをぶつけてくれるのは嬉しいんだけど、くすぐったいからやめて欲しいんだけどな…
「どうしたの…?」
「んー、いや、あんな奴が茜さんの初めて奪ったんやって思ったら、めっちゃムカついた…」
初めてなんて好きな人に捧げられるのはごく稀だと思うけど…
ちょっと嫉妬してくれて嬉しかった…
「あの人の話は終わりだって言ったの春人じゃない…」
「んー、でもやっぱ悔しいねん…」
「あの人とは初めてだったけど、春人には初めての事いっぱいしてもらったんだよ…」

