この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
蜜な時間はあなたと共に
第2章 スーツ姿でデート

スーツ姿だと普段とは勝手が違うから、春人は気になっちゃうのかな?
「私は大丈夫だよ。それに時々スーツ姿でゲームセンターで遊んでる人もよく見かけるよ」
「そうなん?茜さんが良いんやったら入ろっか」
店内に入ると一目散にお目当てのクレーンゲームへ。
「見てこのぬいぐるみ!春人にそっくりじゃない?」
「えっ!?」
ゲームの景品はペンギンのぬいぐるみ。
目がパッチリしていて、クチバシも丸くてポッテリして、可愛くて春人にそっくり。
「茜さんから見て、俺ってそんな風に見えてたんや…」
「どうしたの?」
「何でもないで。それ欲しいの?」
「うん、よーし」
横倒しになっているぬいぐるみを狙ってクレーンを動かすものの、なかなか思うように取れない。
500円費やしたところで、春人が変わってくれた。
左側を引っ掛けるようにクレーンが持ち上がると、ぬいぐるみが弾んだ拍子に取り出し口に落下した。
「わー、すごーい!簡単に取っちゃった!」
「久しぶりやったけど、ちゃんと取れて良かったわ」
「えへへ、可愛いなぁ。ありがと春人!」
「どういたしまして(くぅー、可愛いっ!)」

