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蜜な時間はあなたと共に
第5章 不穏な再会と湯けむりに濡れる彼の愛

春人が執着してきたのは、元彼の件で上手く処理出来なかったから、春人を不安にさせてしまったからだろう。
「茜さん、元彼の事で俺が怒ってるって思ってる?」
「えっ!?う、うん…」
何で思ってる事当てちゃうの、エスパーなの!?
「俺がヤり過ぎちゃったのは、茜さんに俺の愛を刻みたかったから。不誠実な事した元彼に気持ち惑わされやんといて。これからも俺は茜さん一筋やから」
「うん…ごめんね」
「まあ…激しくしちゃったのは反省してる…これからは激しいのは休みの日にするな」
あの人に再会して不安な気持ちにさせられたけど、激しく愛され一晩経って改めて実感した。
春人に愛されていると…
朝食が用意されたダイニングレストランに着くと、目の前にあの人が…
釣り仲間と楽しそうに談笑している姿を見ると、昨夜の不誠実な対応を思い出し腹が立ってきた。
だからと言って、仕返しをして春人にダメージを負わされるのも嫌なので、気付かないフリをして席に座った。

