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蜜な時間はあなたと共に
第6章 異国の地で電話×××

空港で買ったお菓子を摘んでいると、今回のツアーで一緒に回る、インディーズのガールズバンド「チェリーブロッサム」の女の子達が挨拶に来てくれた。
初めて彼女達の音楽を聴いてみると、伸びやかなボーカルと軽やかなサウンドに乗せて、女の子らしい甘酸っぱい恋愛ソングを歌っている。
「Blue Eyesの皆さん……」
「「今日からよろしくお願いします!!」」
「うん、よろしくー」
挨拶に来てくれた内の1人、ボーカルの遠藤さんが出国前にも関わらず、既にガッチガチに緊張してて、両手が震えている。
「遠藤さん」
「は、はい」
「あんまり気張らんと、ゆるくライブしような」
「は、はい!」
ホッとした表情を見せると「失礼しました」と他の出演するバンドに挨拶に向かった。
「ええ子やなー」
涼「ヨッシー、女の子食べたらアカンで…痛て!」
義「食べる前提で注意するな!!」
弥「うわー、ハルさんに話しかけられた…梨沙ちゃん、久美ちゃんどうしよー…私1週間持つかなー?」
久「憧れのBlue Eyesと一緒にツアー回れるなんて一生に一度有るか無いかだよ?精一杯楽しもう」
梨「そうそう!緊張してる場合じゃないよ!もしかしたら、ハルさんとお近付きになれるチャンスかもよ!」

