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蜜な時間はあなたと共に
第6章 異国の地で電話×××

繁華街のお店でマーライオンの醤油差しを探してみるものの、やはり見つからない…
…とここで、店先に置いてある可愛いマグカップが目に留まった。
茜さんが喜びそうなデザインで、すぐにそれを手に取って店員の元へ…-

「んふふ、可愛いやつ買えたー。これ茜さん喜ぶわー」
義「本来の目的忘れてないか…」

マグカップが買えて、満足していると…

義「おい、ハルあれ…」

ヨシが指差した先には、数人の男に女の子が絡まれている姿が…
しかも絡まれてる女の子は、今朝俺らに挨拶してくれた遠藤さん…

男達に詰め寄られて、泣きそうになってる…

義「あ、おい…」

男達と彼女の間に無理やり割り入って、遠藤さんの手首を掴んだ。

「大丈夫?やっと見つけたでー。迷子になったらアカンやろ?じゃあ行こか?」
「は、ハルさん!?」

男達に詰め寄られるが、言葉が分からない…
その内の1人が自身のTシャツを指差すと、そこには黒いシミが…

「私がぶつかっちゃって、コーヒー掛けちゃったんです…」
「あー…俺に任せといて」

コーヒーを掛けられた男に謝り、シンガポールドルを5千円分渡してそこから退散した。

「危なかったらお金渡して退散したらええねん。カッコよく追い払えやんくてごめんな…」
「いえ、ありがとうございました……」



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