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蜜な時間はあなたと共に
第6章 異国の地で電話×××

隣に座っても、落ち着きがなさそうにちびちびとオレンジジュースを口に運ぶ。

「さっきは本当にありがとうございました。ハルさん達に助けていただいてなかったら、危ない目に遭ってたかも…」
「ええよ。俺らもたまたまやったけど、遠藤さんの事助けられて良かった」

黙り込んでしまったので、料理を進めながら話題を振ってみた。

「明日いよいよライブやなー。復帰してからライブハウスで歌うの初めてやから楽しみや」
「そうですね。私はちょっと…」
「緊張してんの?」
「えっと……」

遠藤さんがチラッと見た先には、彼女達のマネージャーの姿が。
そして、彼女のバンドメンバーも見ると、俯いてしまった。

「…ここでは話しにくい事?」
「は、はい…友達にも話しにくいんです…」
「俺で良かったら話聞くで。後で2人きりで話す?」
「え!?はい、お願いします…」



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