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蜜な時間はあなたと共に
第6章 異国の地で電話×××

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翌日のライブ初日、俺らは袖でオープニングアクトを務めるチェリーブロッサムのライブを見届けた。
初めは3人とも緊張していたが、お客さんの歓迎ムードに気分が解れて、2曲目にはもう笑顔で溢れていた。
気になっていた遠藤さんも楽しく歌い上げていて、ライブが終わってステージから降りくる時に、俺らに見せてくれた笑顔はやり切った充実感で輝いていた。
「「皆さん、観て下さってありがとうございました」」
涼「皆良かったでー!結構パワフルなライブパフォーマンスするんやなー。可愛いのにビックリしたわ」
「ハルさん」
「弥生ちゃん、声出てたよ。この調子で残りの公演もよろしくな」
「はい!先輩方のライブを観させてもらって、勉強しますね!」
3人が楽屋に戻ると、隣のヨシがボソッと話し掛ける。
義「お前、あの子お気に入りなんやな…」
「お気に入りってわけちゃうけど、応援したなるわ」
義「…ええけど、あんまり女の子をその気にさせんなよ。お前彼女居てるんやから」
「…何やねん「その気」って…心配せんでも俺は茜さん一筋やって」
義「いや、お前の心配じゃなくて…」

