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蜜な時間はあなたと共に
第2章 スーツ姿でデート

「し、してないよ!」
「ホンマに?」
「うん」
頷いても春人はニヤニヤしっぱなし。
今日はやけにしつこい…
「…もしかして、さっきの仕返し?ぬいぐるみの事可愛いって言ってたの」
指摘すると、小さく頷いた。
まだ妬いてたの!?
「…だって、俺も撫で撫でされたいし、ギュッてされたい」
「いや、ぬいぐるみだからするんだって…
取ってもらったのは嬉しいけど、ここまで面倒くさい事態になるとは…
「羨ましいわ、クールな茜さんを笑顔にして、しかも撫でてもらえるの」
「ぬいぐるみの可愛がり方は、わたげちゃんを可愛がるようなものだけどね」
「うん、やからたまにわたげが羨ましくなる」
「飼い犬にも嫉妬してどうするの…」
禁欲中でイライラしてるのか、いつもより意地悪…
こういう時ってどうしたら良いんだろ…
「はぁ…」
「……!!ああ…ごめん茜さん!せっかくのデートやのに、俺台無しにしてもうて…」

