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蜜な時間はあなたと共に
第7章 不安を溶かして…

息が整っても春人は苦しそうに声を発して、その声を聞くだけで胸がギュッと締め付けられた。
本当は早く答えを出して、春人と話し合えば良かったのに、私がウジウジしてたから…
「春人ごめんなさい。ずっとライン返さなくて…それに今回の事…」
『謝らんといて。今回の事は俺が悪いんよ。女の子相手でキツく拒否出来やんくてキスされたんやし、直接話そうと思ってすぐにラインで言わんかったから茜さんを不安にさせて苦しめたんやから…ごめんな。ラインは既読付けてくれてたから大丈夫、気にしやんといて』
ショックを受けて話もまともに聞かず、ラインの返事もしない…
最低な行いをしていた彼女なのに、春人は優しく包み込んでくれた。
『あー、茜さんと直接話したい…今すぐにでも行きたいけど、今日は遅くまで仕事詰まってるから、明日行ってもいい?』
「うん、待ってる…」
『ありがとう…』

