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蜜な時間はあなたと共に
第2章 スーツ姿でデート

「ごめんね春人。春人の気持ちも考えずにぬいぐるみを可愛がって…」
「いや、俺の方が悪いって。茜さんの事楽しませたかったのに、俺が嫉妬して気分悪くさせてごめんな」
「やっぱり嫉妬してたんじゃない…」
指摘すれば、気まずそうに頰をかいた。
「あのさ、ぬいぐるみみたいに可愛がらんでもええけど、ステージに立って歌えるようになったら、俺の事ギュッてしてくれる?」
「んー、考えとく」
「考えとく」とは言ったが、微笑みながら言ったので、春人には私の気持ちが伝わっているはず。
ミルクティーとコーヒーを購入し、コーヒーは春人に渡した。
「へへ、ありがと…今めっちゃ茜さんの事抱き締めたいし…キスしたい…」
「それなら、人が居ない場所に行く?」
「いや、我慢する。今キスしたら最後まで止まらん気がする」
「そうだね、ライブ出来るまで頑張るんだもんね」

