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蜜な時間はあなたと共に
第3章 復活ライブ

『それにハルさんこの前の対バンの時言ってたじゃないですか?「皆にカッコ悪いとこ見せてもいいですか?皆に甘えてもいいですか」って。その時のお客さんの反応忘れたんですか?』

忘れるわけない…
鳴り止まない拍手と声援の中で、ファンの皆の温かい思いが届いて、胸がいっぱいになったあの気持ちを…

『そうやな…でも、2ヶ月も経ったからな、ファンの気持ちが変わってるかも知れやんから…』
『もう!ウジウジして!』
「えっ!?』

マネージャーは立ち上がって俺の前に来ると、両頬を引っ張ってきた。

『い、いひゃいっす、久保ひゃん…』
『あのね、私もBlue Eyesのファンなんですよ!インディーズの頃から応援してるんですよ!?今からマネージャーじゃなくて、ファンとして言わせてもらいます!!』

手を離すと、俺の目を見据えて話す。

『ハルさんの話を聞いてたら、私達の事薄情だと思われてて心外です。2ヶ月くらいで気持ちが薄らぐなんて事ないです!ファンは何があってもアーティストの事を信じているんですよ。だからもっとファンの事信じてくださいよ!』



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