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蜜な時間はあなたと共に
第4章 欲情

『もし盛り上がって家に着くのが遅くなったらごめんね?』
「全然大丈夫やから楽しんだおいでー。待ってるなー。仕事頑張ってねー」
『春人も頑張ってね。じゃあね』
ウキウキしながら通話を切って振り向くと、涼が呆れた顔で俺を眺めていた。
茜さんからの電話に夢中になってて忘れてたけど、涼も居てたやん…
「良かったな、ここに居てるのが俺だけで」
「うるさい」
「声のトーン2つぐらい下がってるで?俺にも甘えた感じで話して欲しいわ」
「やかましいわ。それより、他の人が居てるとこでは茜さんの事でイジんなよ」
「分かってるって」
ーーーーーーー
撮影の仕事の後、ラジオ番組で流すコメント収録を終えて、今日の仕事は終了。
「ハル、これからメシ行く…わけないよな。茜さん来るからな」
「おう。茜さんが泊まれるように色々準備しやなアカンからもう帰るな。またメシ行こうぜ」
「おう、じゃあな……はあ、リア充め。俺もいい出会いないかな…」

