この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
蜜な時間はあなたと共に
第2章 スーツ姿でデート

「で、どうする?」
「この近辺を歩いてると、会社の人に会いそうだからなぁ…別の場所に移動しよう」
「やったら、近くにバス停あるから別のとこ行こか?」
大通りに出るとすぐにバス停があり、丁度バスが停まっていた。
「これに乗る?」
「うん、美味しいもん探しに行こうや」
帰宅する人が多い為空席が無いので、つり革を持つ。
強めのブレーキが掛かり、バランスを崩しそうになった直後、春人に抱き寄せられ、身体が密着する。
「大丈夫?」
「う、うん」
「疲れてるやろ?このまま俺にもたれ掛かっといて」
普段とはまた違った春人の気遣いに胸が高鳴る…
バスの中で彼に抱かれて、側から見ればバカップルに見えるんだろうな…
恥ずかしくて俯いていると、しばらくして春人に「ここで降りるで」と言われてバスから降車した。
降りた場所は大きな商店街のある場所で、飲み屋も多いので、仕事帰りの会社員がよく立ち寄っている。
飲み屋以外にも様々なお店があるので、この時間は多くの人で賑わっている。

